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TRES ATHLETE CHALLENGE DOCUMENT BASKETBALL:007

Hiromu Terasawa 寺澤大夢

PROFILE

1999年5月9日生まれ。長野県出身。B.LEAGUEの仙台89ERS所属。背番号は10。ポジションはSF。193cm90kg。
高校は東海大三(現東海大諏訪)から専修大学。大学では1-2年時にインカレ準優勝。新人戦準優勝。大学在学中に特別指定で仙台89ERSへ。プロ2シーズン目。

豪快なダンクとそれに似つかわしくない綺麗なシュートで放たれる3ポイント。粘り強く泥臭いディフェンスが印象的な寺澤選手。3X3では寺澤選手と同じチームでも活動したTRESのブランドディレクターKCがインタビュー。

バスケは点を取るだけじゃないんだ

寺澤選手)
高校生の時は実は安定志向でプロを目指してなかったんです。公務員の資格を取れる専門学校に入学して、安定路線を目指していました。その旨を監督に伝えたところ、そのフレーム(体付き)があるならバスケを続けた方がいいんじゃないかと言われて、それがきっかけで元々オファーがあった大学の中から専修大学を選びました。公務員を目指すことをやめバスケの選択をした以上、プロか実業団にならなければと大学1年時に思いました。

KC)寺澤選手が安定志向っていうのが面白いですね。(笑)高校の時と、プロという目標ができた大学バスケでバスケに対する向き合い方とか考え方に何か変化はありましたか?

寺澤選手)
高校時は、自分のスタッツを重要視していました。正直、自分が点数を取ることができれば楽しい、活躍できなければ悔しい。そういうレベルです。ただ、大学でプロを目指すことになって、プロの試合を観にいく機会があって。そこでバスケは点を取るだけじゃないんだと気づきました。自分もこのプロのコートに立っている人たちのようになりたい、勝つための自己犠牲だったり、泥臭さやスタッツに残らないことも率先してできるプレーヤーになりたいと考えるようになりました。

KC)まさしくアマチュアからプロになるってことですね。勝つための選択をし続けるというか。そのプロセスの中で卒業を待たずして、仙台89ERSに入団することになりましたが、仙台89ERSの入団決め手はあありましたか?

寺澤選手)
めて練習に行った時に、なんか雰囲気と空気感が違っていて。説明が難しいんですけど、緊張感があった。本当にB1昇格するという目標に向けてチーム全員が向かっていることを感じられる雰囲気で、自分もここでやりたいと思って入団を決意しました。

KC)も練習見てたけど、確かに”マジで絶対B1いくぞ”という空気感がすごかった。

寺澤選手)
はい。学生の強豪とかでもちょっと位はやらされてる感ってあるじゃないですか(笑)。監督も怖いし。でもそういう厳しい雰囲気とも違って自分たちでB1を掴み取りに行くという気概みたいなものを感じました。

KC)今季で2シーズン目となるけど、自分の中でB2とB1の違いって感じたりしていますか?

寺澤選手)
実は個人的にはB1の方がディフェンスはやりやすいと思っています。B2だと自分より小さくてスピードがある選手とのマッチアップが多くて苦戦していたんですが、B1は自分より背も高く、体も強い選手が多いです。もちろんみんなスピードはありますけど。フィジカルやコンタクトに抵抗がない自分からするとこちらの方がリズムを掴みやすいと感じています。

KC)B1の方がリズムが掴みやすいって面白い。いま、日本のトップのリーグでプレーしてるわけですが、力んでしまう場面とかは気構えてしまうシーンってありましたか?

寺澤選手)
B1だ!と気構えることはあまりないですね。でも会場の規模や観客の数も全然違うし、改めてこういった環境でプレーできることは光栄だと思っています。客席の数もファンの熱量も高く、体育館の空間が広く感じるんですよ。インハイやインカレとも違う空気感で、エンターテインメントとして圧巻された部分はあります。

KC)仙台89ERSの練習見学の時に感じた”緊張感をもってるチーム”同士の戦いですもんね、B1って。その中で、今シーズンの自分自身に対する課題みたいなものはありますか?

寺澤選手)
チームのディフェンスを遂行していく中で、しっかりと状況判断をしていきたいと思います。昨シーズンは正直ついていくことでいっぱいいっぱいだったから、今季はまず自分のディフェンスでチームの雰囲気も会場も盛り上げられるようにしたいです。コーチ陣からは3&D(3ポイントとディフェンスの名手の総称)を目指せと言われているので、オフェンス面では外のシュート力を上げられるようにトレーニングしています。

KC)判断力。なるほど。実は今回インタビューさせてもらった3人(渡辺選手、岡田選手、寺澤選手)全員が課題は判断力って言っていて。それくらい瞬時の判断や選択が必要とされてるんだろう、B1って。最終的には外国籍の選手のダンクとかをチェイスダウンでブロックしてる寺澤選手を見たいですね、個人的には(笑)。

寺澤選手)
僕の最終形態っすねそれは(笑)

KC)寺澤選手といえば自分とマッチアップもしたけど、3X3でもプレーしていました。そもそも3X3をやってみたいなって思ったきっかけってありますか?

寺澤選手)
始めた目的は正直なくて、友達とやってみたら楽しかったって感じです。大学生でプロ選手として3X3をやってる人はまだいなかったから、そういう道の先駆者になりたい、なってやろうっておもって始めました。

KC)なるほど。3X3やってきたことが5人制で生きてるなって感じることはありますか?

寺澤選手)
メンタルですね、完全に。10分でハードに動きながら自分たちで考えてやらなきゃいけない。そういうカロリーの使い方は5人制にはないから、そう言った部分でのエネルギーの使い方やマインドセットの仕方はめちゃくちゃ鍛えられたと思います。

初めて大人の人に期待してもらえた

寺澤選手)
自分がここに至るまでにお世話になった人なんて何人もいますが、僕が変われたのは中学二年生時の担任の先生ですかね。入学時は部活も入らず、結構そのー、いわゆる問題児だったんだと思います。(笑) それで2年のクラス替えでいつもつるんでいたメンバーと同じクラスになって、“これであと2年間、過ごしていくのサイコー!!”と思っていたら、担任が学年主任のめちゃ怖い先生で。終わったと思いました。その後、トラブルがあって先生に呼び出された時に、部活に入ってみろと言われて、なんとなく体験入部が楽しかったのもあってバスケ部に入部しました。

KC)あまりあるエネルギーを消費するために推薦してくれたのかも。

寺澤選手)
ちょうどスラムダンクを読んでいた時期ということもあり、バスケ部だ!ってなりました。(笑)先生からすると、エネルギーを発散させてやれればくらいで思ってたんだろうと思いますけど、自分からしたら、期待されているというか、大人の人に信頼されたという事実が頑張ろうという原動力になりました。自分のような子たちが将来何か目標に向かって頑張る時に、こういう人がいたなと思い出してもらえるような選手になりたい、そういう選手になることが先生に対しての恩返しになると思っています。

KC)問題児?だった寺澤選手が高校に入って卒業までに”安定志向”になった経緯も気になるけど、時間がないですね。(笑) これはまた別機会に。それでは最後に今シーズン一緒に闘ってくれるファンの皆様に最後に一言お願いします。

寺澤選手)
自分はあまり派手なプレーはできないけど、気持ちを全面に出すディフェンスだったり、試合に出ていないくてもベンチでも勝ちたいという気持ちを全面に出してチームをサポートしていくので、そういった姿を見てほしいです。今後とも熱い黄援、よろしくお願いします!

KC)ありがとう!試合頑張って!オフシーズンはまた一緒に3X3やろう!

TRES ATHLETE CHALLENGE DOCUMENT BASKETBALL:007